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最初の印象を上げる!内覧者に好感を抱いてもらえる掃除・整理のコツ
不動産売却では、内覧時の好印象の物件ほど買い主を見つけやすいです。
しかし、内覧の是非は、家や部屋に入ってからの少しの時間で、多少は、決まってしまいます。
最初の印象が悪いと取り戻すのが困難なため、不動産を売るときは「最初の印象を良くするヒント」を理解しておきましょう。
ここでは、内覧者に好印象を持ってもらうために使える掃除や整理のコツをご案内します。
売却するためには内覧の見せ方も大切
まず、なぜ不動産を売るときに掃除や片付けをした方が良いのかというと、汚い家よりもきれいな家の方印象が良く売れやすいからです。
中古の不動産を求める方のほとんどは、短期間にたくさんの物件を内覧して比べます。
何らかの評価基準を持っていないと比較した不動産の内どれを買うのか判断に迷うので、こうした比較では住まいの良いところよりもよりもデメリットの方が記憶に残りやすいです。
中古の不動産は、明らかなデメリットや不安要素の少ないものが高く評価される傾向が強いため、最初の印象で悪い印象を持たれるとほかの物件よりも選ばれにくくなってしまいます。
それだけに、内覧者が不動産のどこを見て是非を判断するのかを理解し、対応することが大切なのです。
内覧の印象に関わる要素とは
最初に目に映る部分のきれいさ
人は、何か新しいものに接するとき、無自覚のうちに自分の体感や昔に情報を得たものとを比べ、安全性や善悪を判断します。
そして、人が情報収集に使う五感の中で最も頼みとするのは視覚です。
なので、玄関を開けた瞬間、リビングに入った瞬間、初めに見た場所の見た目で印象が決まってしまいます。
言うまでもなく、荷物が散らかっていたり、壁紙が変色していたり、フローリングがへこんでいたりすると、印象が悪くなります。
初めの印象で良くないイメージを持たれると、その後の評価も「きれいでない家」という意識で進んでしまうため、「無意識に初めに見てしまう場所」を集中的に掃除する必要があります。
- 明るさ
- 人にとって馴染みのない暗い場所は、直観的にリスクを感じてしまうスペースです。
- 知らず知らずの内に危機意識を持たれると、物件に対する評価がシビアになりやすいため、内覧時は住宅全体を明るくすることを心がけましょう。
室内の照明は予め点けておき、天気が良ければカーテンを開け放っておくことで明るく小綺麗な空間を演出できます。
- 匂い
- 売却物件の住民が一番気づけない要素が、家の匂いです。
- どういった暮らしをしていても、家にはその家で暮らしていた人の生活の匂いなどが残ります。
家の残り香が内覧者の好みに合う保証がない以上、内覧を受け入れる前に各スペースを消臭しておきましょう。
可能であれば、不動産業者の担当者や友人・知人にお願いして、匂いを点検してもらうのをおすすめします。
- 風通し
- 暗い場所と同じく、風通しが悪く空気がよどんでいる部屋も、内覧者に良い印象を残せません。
- 清掃後内覧までに日が空くと、換気をしていないことでほこりっぽい匂いがしたり下水臭上がってきやすくなったりするので、内覧前日もしくは当日の早い時間に窓を空けるなど、換気しておくと良いでしょう。
空調装置などを使って風の流れを作るのも効果があります。
場所ごとに見る掃除・整理のコツ
玄関
玄関は、内覧者が初めに目にする場所。
荷物が多かったり汚れていたりするとイメージが悪くなってしまうため、できるだけ荷物を置かないようにし、ほこりや汚れを落としましょう。
ただ、何もない空間は内覧者も逆にどこを見て良いかがわからず、印象を向上させづらいです。
こういった場合は、玄関の正面に絵画や花、おしゃれな照明等を飾って視線を惹きつけることも検討しましょう。
リビング
リビングを掃除する際のコツは、フローリングと壁紙をきれいにすることです。
リビングはスペースが広いため、開放感を演出しやすいというメリットがあります。
なので、カーテンを空けて外の景色が見えるようにしたり、床や壁紙が広く目に入るように背の高い家具や家電を処分したりすると効果的です。
また、観葉植物等を飾れば温もりのある空間に見せられます。
キッチン・浴室・トイレ
キッチンや浴室などの水回りは、水垢・石鹸汚れを徹底的に落としましょう。クエン酸スプレーや重曹などを使うと効果的です。
金属でできている蛇口やシンクをクレンザーで磨き上げるのも効果があります。
また、キッチンの食器置きやシンクに水分が残っていると、内覧者に掃除が終わっていないというイメージを与えてしまいます。
残すところなくクロスで拭き上げ、水分のない状態にしておくことも大切です。
最後に
不動産の売却を成功させるためには、内覧時の最初の印象を最良にするために掃除や片付けに重点を置くことをおすすめします。
内覧のイメージが悪い物件は、ほかの物件と比較されたときに選択されづらいので、掃除や荷物の片付けも手を抜けません。
玄関・リビング・水回りをきれいな状態にするだけでなく、内覧者が初めに見る場所はどこかを思い浮かべて、部屋を片付けましょう。